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阪神ドラ1伊原 「緑グラブ」で聖地映え目指す 社会人時代から愛用「モチベーションにもつながる」

スポニチアネックス 2025年1月26日 5時15分

 阪神ドラフト1位・伊原(NTT西日本)が、新人合同自主トレで初めて捕手を座らせてブルペン投球を行った。同4位・町田(BC・埼玉)を相手に5、6割の力感で約30球。2軍首脳陣から熱視線を浴びる中、制球力の高さを示した。

 「今は球のラインや、指先のかかり具合を意識している。コースや打者を意識せず、ボールがどういう状態かを見ている。いいボールも何球か出ている」

 一球一球丁寧に、淡々と町田のミットを響かせ続けた。投球を見守った平田2軍監督も「いいボールを投げる。コントロールが安定している。全然暴れたりしてない。力もある。素晴らしい」と大絶賛。順調に調整を進める新人左腕の右手には、グリーンのグラブが鮮やかに光る。

 「(緑が)好き。モチベーションにもつながると思うので、そこは大事にしたい。目立つし、すぐ見て(伊原と)わかるので、それもいいかなと思う」

 NTT西日本2年目の昨年から使い始めたラッキーカラーで、プロ入りの運命も引き寄せた。球界でも珍しい相棒。当然、猛虎でも連れ添う。

 緑と言えば、甲子園が真っ先に思い浮かぶ。外野の芝にフェンス、バックスクリーン。そしてマウンドには、緑のグラブを手に躍動する背番号18――。“聖地映え”する男を思い描き「そうなれば一番いい」と白い歯をこぼした。(八木 勇磨)

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