◇小笠原慎之介 ナショナルズ入り
【記者フリートーク】昨秋、名古屋市内で会食した時のこと。刺し身や、うなぎの白焼きに舌鼓を打ちながら、小笠原は「最初の契約は長くなくていいです。2年とか。その数年で結果を出して次につなげて、長くメジャーでやりたい」と言った。思い描いた通りの契約となった。“圧倒的な成績を残していないのに”という意見があるのも自覚していた。結果を残してからという思いも当然あったが、避けられない故障で夢を絶たれる可能性もある。決断は間違っていないと思う。
宝刀チェンジアップはツインズ、メッツで通算139勝、サイ・ヤング賞2度のメジャーを代表する左腕だったヨハン・サンタナがお手本。「止まって見えた。自分も投げたいと思った」と磨きをかけた。幼少期からの憧れの舞台。躍動する準備はできている。(中日担当・湯澤 涼)