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野口健氏 石破首相が掲げる“楽しい日本”に「我が国はそんな悠長な状況でないだろうに…」

スポニチアネックス 2025年1月26日 8時51分

 アルピニスト・野口健氏(51)が26日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。石破茂首相の施政方針演説について言及した。

 石破首相は24日の通常国会で演説に立ち、「楽しい日本とは、すべての人が安心と安全を感じ、自分の夢に挑戦し、きょうより明日はよくなると実感できる。多様な価値観を持つ一人一人が、互いに尊重し合い、自己実現を図っていける。活力ある国家」と述べた。

 野口氏は「『楽しい日本』…我が国はそんな悠長な状況でないだろうに。トランプ大統領と比較しても虚しいだけですが、しかし、あまり違いに愕然と。トランプ氏のアクションはいかんせん早い。早くも不法移民の強制送還が始まったと報道。トランプとは言わないがメローニになって欲しい」と自身の思いをポスト。

 続く投稿で「あのトランプ劇場を見せつけられてしまったからでしょうか…。もちろん、大統領と首相では有している権限が違う訳で単純比較はできない。しかし、メッセージの発し方はどうであろうか」と問い掛け、「ならば大統領ではない同じ首相であったチャーチル氏と比べてどうだろう。チャーチルはあの国難の中、国民に訴えた言葉によりイギリス国民は一致団結した。石破茂とチャーチル氏の表現力は…」と指摘。

 「政治家にとって言葉は最も大切。しかし、なんだかな、伝わってこない…。響かない。どこかで諦めに近い空気感さえ感じてしまう。トランプ劇場には賛否があるのはよく分かりますが、ただ、正直、羨ましいと」とした。

 そして、「トランプ劇場を見せつけられ懐かしかった。しみじみと石原節を思いだしながら、この国に必要なのは『勢い』であると。国政にさほど期待することはないが、せめて国民を鼓舞してほしいと。もし、今、石原慎太郎氏がリーダーであったならばまた違ったのだろうと」と自身の思いを記した。

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