大リーグ公式サイトが25日、25年度のプロスペクト(若手有望株)トップ100リストを発表した。リストに多くの選手を送り込んだのは、7選手のマリナーズ、カブス、6選手のホワイトソックス、タイガース、ドジャース、5選手のレイズ、レッズだった。
資金力のあるドジャースだが、アンドリュー・フリードマン編成本部長の長年の強みは優れたファームシステムをつくり上げること。巧みに若手有望株をストックする。
今年もロッテからポスティグシステムでマイナー契約を結んだ佐々木朗希が1位となったほか、22年ドラフト2巡目のダルトン・ラッシング捕手が30位。ウィル・スミスが正捕手を務めているため、ラッシングは主に3Aオクラホマシティで左翼手として起用され、打撃力を生かしている。
同じく外野手のホスエ・デ・ポーラは22年の国際契約選手で40位、ザイヒア・ホープは75位で、特にパワー面で高いポテンシャルを持っている。ただし、メジャーリーグ到達にはまだ数年かかる見込みだ。ホープと71位の左腕ジャクソン・フェリスは24年1月にカブスとのトレードで獲得した。一方、アレックス・フリーマン遊撃手は72位で、22年のドラフト3巡目指名選手。2年目のプロシーズンで1Aから3Aへの昇格を果たした。
フリードマンがMLBで働き始めたのは04年のレイズで、15年からドジャースに移った。大リーグ公式サイトが04年にトップ50/100のプロスペクトランキングを開始して以来、レイズから92人、ドジャースから84人、パイレーツから73人、パドレスから72人がランクインしており、最も多い。言うまでもなくフリードマンの手柄だ。5位にはカブス、ツインズ、レンジャーズ、ブレーブスが並び、70人ずつランクインしている。
一方、ランクインが最も少ない球団はエンゼルスで40人、ジャイアンツで44人、アスレチックスで45人、アストロズで46人、ナショナルズで46人となっている。