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王将戦第2局2日目 午後のポイントは? 室谷女流三段に聞く

スポニチアネックス 2025年1月26日 13時44分

 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第2局2日目が26日、京都市伏見区の「伏見稲荷大社」で指されている。午後0時30分から昼食休憩に入り、1時30分に再開した。午後の展開はどうなるのか。現地大盤解説会の聞き手を担当する室谷由紀女流三段(31)に聞いた。

 先手藤井、後手永瀬の対局。封じ手となった▲5六角を見て、「急に激しくなってきました」と対局の行方を見守った。永瀬が角を合わせて応じると、45手目に▲6五桂と駒を前進。藤井が本格的に攻める準備を進める中、永瀬は端から手を付ける。「(現局面の)▲同金はびっくり。午後は互いに端を攻め合う感じになりそうですね」と話した。

 終盤を見据えた中盤戦の最中、互いの王の位置取りについて「先手は攻め込まれても受けが利きそうだし、右辺が広くて逃げやすい。後手はまだ何もないですが、手が付くと早いかも」という。▲5六角が2、8筋をにらんでいることから、両辺から攻められる可能性があるという。ゆえに午後のポイントは「▲5六角が生きる展開になるか」。昼食休憩が明け、永瀬は48手目△9六歩と着手した。激闘はまだまだ続く。

 消費時間はここまで、藤井が6時間4分、永瀬が5時間28分。

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