弁護士の三輪記子氏が26日放送のTBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)に出演。フジテレビが設置を決めた第三者委員会について解説した。
中居正広氏の女性トラブルに同局の編成幹部が関与したと報じられている問題を受け、フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD)は23日に臨時取締役会を開催し、第三者委員会の設置を決議した。
第三者委員会は日本弁護士連合会が定めるガイドラインに準拠したもので、委員長には弁護士で公認不正検査士でもある竹内朗氏、委員には弁護士の五味祐子氏、寺田昌弘氏が就任した。
三輪弁護士は第三者委員会のガイドラインについては「企業から独立性っていうのが非常に重要ですね。3人以上でやるとか、調査報告に関しては事前に企業の経営陣には絶対に見せませんよとか、そういったことがルールとして定められているんですよね」などと説明した。
さらに第三者委員会にかかる費用を問われると、「費用についてもガイドラインで定められているんですね。費用についてはタイムチャージで、かかった時間で請求するっていうようなルールも一定程度定められているんです」と回答。
理由については「第三者委員会の顔になるような人が、顔で仕事をするっていうようなことじゃなく、もっと客観的に、公正にやってもらえるように。あと結果次第で報酬が変わるっていうのも、弁護士の取り組み方が変わってきては困るので、しっかり調査をする。かかった時間で請求するっていうルールが定められてますね」と話した。
進行役の同局・山形純菜アナウンサーが費用の金額について「最低1億円と言われているんですね」と話を振ると、三輪弁護士は「この3人だけでやるんじゃなくて、調査はそこから依頼された弁護士が担当したりするんですけど、かなりの弁護士を使って、かなりの時間をかけてやりますから。1億円からぐらいって言われています」と明言した。
和田アキ子が「変な言い方ですけど、第三者委員会っていうか、弁護士の方たちが徹底的な調査するわけですよね。こういう時は中居くんにも事情聴取みたいなことは。引退されたのに」と尋ねると、三輪弁護士は「そうですね。協力をしてもらうってことが前提になりますけど、基本的には中居さんの話も聞かせてくださいってことにはなると思います。ただもちろん強制的な権力があるわけじゃないですから、強制はできないんですけど、ご協力いただけるのであればヒアリングの対象になる可能性はあると思います。拒否された時に強制はできないってことですね」と語った。
調査結果はいつ出るのかと問われると、「例えば日大のアメフト部の調査の時とかは、ヒアリングを述べ100人にして、2カ月だったんですね。それも結構早かったと思うんですけど、大体3カ月からぐらいはかかると思うんですけど、今回はおそらく調査の対象ももっと多いと思うので2カ月でやるって言われてますけど、相当大変な調査になるのかなと思いますね」と述べた。