元巨人の槙原寛己氏(61)が26日、TBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。大きな期待を寄せているパ・リーグの新戦力を指名した。
芸能界屈指の野球通で知られるお笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(63)がパーソナリティーを務める同番組。この日はセ・リーグ編だった前週に続いて槙原氏がゲストに招かれ、「球春到来直前!2025年シーズン大展望」をテーマにパ・リーグ編についてトークした。
そのなかで、昨季4位だった楽天について話が及んだ時だった。
槙原氏が「宗山。守備もいい」と5球団競合の末に引き当てたドラフト1位ルーキー、宗山塁内野手(21=明大)の名前を出し、「村林もいて」と続けた。
石橋が「どっち使うんだろう」と楽天の正遊撃手争いに興味を示すと、槙原氏は「だけど、サードだとかセカンドをやらせて。クッションでショートとか。競わしてどうするのか分かりませんけども。(三木監督が)悩むようなことになれば一番いいでしょう」とキャンプでの競争に触れた。
「やっぱ(宗山は)いいんだ…」という石橋に、槙原氏は「結局、野手の人って打つのも絶対に大事なんですけど、守れないとどうしようもないじゃないですか、プロは。ショートは使い切れないですから。そういう意味ではショートでやっていけるっていうのでこれだけ競合したと思うんですよね。たまにいますよ、プロに入ってきて“ホントこいつ大学で守備堅かったの?”っていうようなやつもいるけど、荒いプレーするようなやつもいるんですけど。彼の守備のVTRとか見てるとうまそうだな、と思いますけどね」とまずはその守備力を高く評価した。
その後、別のトークをしたあとで石橋から「パ・リーグで期待する選手!」と聞かれると「宗山くんを見たいですよね、実際。騒がれた選手じゃないですか、金丸と宗山くんっていうのは、昨年のドラフトで。この選手をどう使うのか」としたうえで「どのぐらい打ったら合格点ですか?」(石橋)には「2割8分の15本ぐらい打ってほしいです」とキッパリ。
石橋が「2割8分!この投高打低のなかで。1年目で2割8分の、ホームランが…(15本)?」と激しく驚くと、槙原氏は「ちょっと下げていいですか」と苦笑い。「2割7分にしときましょうよ」と打率だけ下方修正したが、期待は大きいようだった。