日本代表やDeNAのコーチを歴任した高木豊氏(66)が、前中日ヘッドコーチ・片岡篤史氏(55)の公式YouTube「片岡篤史チャンネル」に出演。SNS時代のプロ野球采配について語った。
高木氏は「野球の質が変わった」と指摘した。
現役引退直後は解説席で「次の配球」「ここでエンドラン」など作戦面はだいたい当てたという。
高木氏は「でも最近当たらない」と明かした。
片岡氏が「野球が変わったのか…」と聞くと、高木氏は「今の野球に追いついてないのかもしれないけど、野球の進め方がSNSを意識してるなというのがたくさんある」と指摘した。
「ここでこうやって失敗したら批判されるだろうというのは現場の監督も、ヘッドコーチやってたあっちゃん(片岡氏)も考えると思う」
この指摘に片岡氏は「ネットで叩かれるのを気にはしてないけど(批判は)まともに来る」と振り返った。
高木氏は「そういうので(ベンチは)あまり動かない。バントもしない。それで、どうやって勝てるのか。強いチームも弱いチームも同じ戦い方。野球が単純になっている」と、現代野球の傾向を分析した。