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横綱昇進確実の豊昇龍「最後に1回ぐらい…」かなわなかった唯一の心残りとは

スポニチアネックス 2025年1月26日 21時13分

 大相撲初場所は26日、東京・両国国技館で千秋楽を迎え、大関・豊昇龍(25=立浪部屋)が平幕・金峰山(27=木瀬部屋)、王鵬(24=大嶽部屋)との優勝決定巴戦を制して一昨年の名古屋場所以来9場所ぶり2度目、大関昇進後は初の優勝を飾った。審判部は八角理事長(元横綱・北勝海)に臨時理事会の招集を要請、横綱昇進が確実となった。

 横綱昇進が正式に決まれば、29日に昇進伝達式、31日に明治神宮で土俵入りのお披露目となる。叔父の第68代横綱・朝青龍と同じ雲竜型となる見込みで「土俵入りの練習しなきゃ」と笑った。

 同郷・モンゴル出身の第73代横綱・照ノ富士が引退した場所で、バトンを引き継ぐかのように新横綱誕生へ。「最後に1回ぐらい対戦したかった」と素直な胸中を明かした。豊昇龍は照ノ富士と9度(十両時代含む、不戦敗は含まず)対戦して9戦全敗。照ノ富士が15日間皆勤した昨年の初場所と名古屋場所はいずれも豊昇龍が終盤に休場したため対戦が実現しなかった。最後の対戦となったのは、関脇時代の2023年夏場所。大関昇進後は一度も対戦がなかった。

 十両で初めて対戦した2020年初場所後から一つの大きな目標としていた照ノ富士撃破。最後までその壁を越えることができないまま照ノ富士は引退となった。「なんとしても対戦したかった…まあ、しょうがないです」。自身は横綱昇進という大きな夢をかなえるが、それだけは心残りだったようだ。

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