フリージャーナリストの木村太郎氏(86)が26日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)に出演し、芸能界を引退した中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したと報じられているフジテレビの問題について語った。
木村氏は「今回、フジテレビが問われているのは2つの危機だと思うんですよ」とし「ひとつは本来の問題をめぐる危機。これは第三者委員会も、おそらく色々調べないとわからない話でしょう」とした。
さらに「もうひとつは、あの記者会見をめぐる危機っていうのがあるはずなの」と17日に港浩一社長が出席して開いた会見について語り「あれをどういう風にするのか。責任問題をきっちり明らかにしないと解決しない話、しかも解決できる話で、プライバシーも関係ないですから。それをはっきりする、明日の記者会見がいかに大事か。はっきりしないとフジテレビに対する非難の波というのはおさまらないですよ」とした。
また、同局の社員で番組アシスタントキャスターを務める藤本万梨乃アナウンサーは、23日には東京・台場の本社で全社員に向けた社員説明会について「配信で見ていたので、会場自体の雰囲気は分からないんですけど」としながらも「各部署、現場からの悲鳴であったりだとか、あとは先日のクローズドの会見に対する意見であったりとか。あとはやっぱり責任を問う声とかも上がっていました」と明かした。
さらに「その一方で、やはりみんな社員自体も明日の会見の重要さはわかっていて、そこで真摯に言葉を尽くすための提案というのも上がっていました」と、社員からの意見も多く出ていたとした。
同局は、27日午後4時から、ネット媒体などからの参加も募ってオープンな形であらためて会見を開くことを明らかにしている。