ブライトンの日本代表MF三笘薫(27)が26日放送のNHK「サンデースポーツ」(日曜後9・50)で、川崎F時代のチームメートで元日本代表の中村憲剛氏(44)のインタビューに応えた。
リモートでのインタビューは、「引退試合コメントありがとうございました」と中村氏が12月の自身の引退試合にビデオメッセージを寄せてくれたことへのお礼からスタート。
中村氏から、プレミア3季目の今季プレーの幅が広がった点を尋ねられると「一番は守備のところですね」と即答。「昔だったら前に残っていい状況でボールを受けて仕掛けるだけでしたけど。強豪国やビッグチームはもちろん攻撃の比率が増えるが、今のところそういうところでプレーしてるわけではないので、そこをやるしかないと思っている」と話した。
守備の意識が高まったのはヒュルツェラー監督の影響で「前の監督よりは、より走らないといけないところが増えたので選手としては成長できる監督かなと思っている」と考えているという。「あれが理想のゴールかなと思う」のは昨年8月のエバートンとの開幕戦で、自陣の深い位置でボールを奪って起点となり、80メートル近くを駆け抜けて決めた今季初ゴール。「ほとんど全部の局面で関わった。あれを毎試合できればもっともっと評価されるのかなと思う」と語った。
「ドリブルの仕掛けが鮮烈すぎるので、ずっとジレンマを抱えているんだろうな、最近って思っていたので。ちゃんと話を聞けて僕自身はスッキリしてる」と吐露した中村氏に、真剣な表情でうなずく三笘。「幅が広がればドリブルの機会も減ったふうに思うかもしれないし、1年目はドリブルばっかりしてた印象ですし。その分減ったと思われても仕方ないかなと思うが、自分自身の選手としての幅は間違いなく成長していると思う」と実感を込めていた。