女優の今田美桜(27)がヒロインを務める次期NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の音楽担当が作曲家の井筒昭雄氏(47)に決定した。初回放送日は3月31日(全26週、全130話)、語りは同局の林田理沙アナウンサー(35)が務める。
「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を生み続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・小松暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。中園氏は2014年度前期「花子とアン」以来2回目の朝ドラ脚本。今田は21年度前期「おかえりモネ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。
井筒氏は一人多重録音ソロユニット「Fab Cushion」としても活動。劇伴を担当した主なドラマに「99・9ー刑事専門弁護士ー」「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」「トクサツガガガ」「となりのナースエイド」「民王R」などがある。
徳島県出身で、同局を通じて「この度は『あんぱん」の音楽を担当させていただくことになり、大変光栄です。物語の舞台となる高知は僕が多感な少年時代を数年間過ごした場所でもあり、お話を頂いてとても縁を感じております」とコメント。
「また、やなせさんのお仕事やアンパンマンは僕の生活の身近にあって、今も確かにそばにあります。戦前の鮮やかな時代を経て、戦中・戦後の激動の時代を乗り越える人々の“生きる力”は今回の作曲のテーマでもありますが、今田美桜さん演じる(朝田)のぶのハツラツとたくましい明るさや、北村匠海さん演じる(柳井)嵩が描く様々なイマジネーションは、いつか多くの人々の心を震わせる希望の光です。その光を力強く、優しく、たのしく!僭越ながら音楽で表現させていただきました」と狙いを明かした。