ロッテ・種市が「瞑想(めいそう)フォーク」で奪三振王を狙う。ZOZOマリンで自主トレを公開した右腕は「今年は本気で(奪三振のタイトルを)獲りにいけるように。そのために何をしたらいいかを常に考えている」と強調し「瞑想系男子やってます」と新ルーティンを明かした。
右足内転筋を痛めて戦列を離れた昨年9月から始め、現在は朝の5~20分が生活のルーティンに。「単純に自分に向き合えるし、凄く今に集中できる感じがする」と効果を強調する。朝から心を整えることで、練習にも好影響。従来の球速の速いフォークに加え新たに落差の大きいフォークに挑戦し、状況に応じて投げ分けることをイメージしている。
23年はリーグ2位の157奪三振で、昨季は同6位の148奪三振だった。同じ東北出身でドジャースに移籍した佐々木の穴を埋めるため、周囲の期待も高まる9年目。瞑想で高めた集中力と2種のフォークで、自身初のタイトル奪取に挑む。(大内 辰祐)
▽瞑想 呼吸に意識を集中させ、心を静めて内なる平穏を見つける精神的なトレーニング方法。ストレスや不安を軽減し、集中力や注意力の向上が期待できる。日本には仏教伝来と同時に広まり、禅宗の座禅などで受け継がれる。スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ両氏ら有名実業家も実践し、日本では芸術家、タレントの片岡鶴太郎が毎日4時間のヨガと30分の瞑想を行うことで有名。