◇ベルギー1部 第23節 アンデルレヒト 4ー1 メヘレン(2025年1月26日 ベルギー・アンデルレヒト)
ベルギー1部アンデルレヒトのU―20日本代表FW後藤啓介(19)がトップチーム初ゴールを決めた。ホームで行われたメヘレン戦で1部初先発。前半24分、シュートのこぼれ球へ飛び込んでから起き上がってニアサイドへ走り、右クロスをダイビングヘッドでゴール左へ流し込んだ。
両手を広げてサポーター席の前へ駆け寄り、雄叫びを上げた後藤はチームメートと抱き合って喜んだ。前節コルトレイク戦に途中出場して1部デビューを果たしたが、2戦目で早くも結果を出した。後藤は後半27分で交代し、試合は4-1で快勝。チームは勝ち点39で4位につけている。
後藤は1メートル91の長身を誇る28年ロサンゼルス五輪世代のエース候補。昨年1月に磐田から期限付き移籍でアンデルレヒトに加入し、昨季はベルギー2部所属のセカンドチームで14試合6得点1アシスト。今季も15試合で5得点1アシストと結果を出して同12月には完全移籍が決まっていた。冬季休暇中にスポニチ本紙の独占インタビューに応じた際には「(A代表の)森保監督が招集してくれれば、自分は準備ができている。メンタル的にも、いつでも呼ばれていい。あとは呼んでもらうだけ」と森保ジャパン入りも目標に掲げていた。
◇後藤 啓介(ごとう・けいすけ)2005年(平17)6月3日生まれ、静岡県出身の19歳。磐田の下部組織出身で2種登録された22年7月の天皇杯4回戦でトップデビュー。正式にトップ昇格した23年のJ2開幕戦で2得点。高原直泰のクラブ最年少記録(18歳290日)を25年ぶりに更新した。24年1月にアンデルレヒトに期限付き移籍し、同12月には完全移籍。日本代表はU―15から各年代で選出。趣味はなく「休養日は昼寝で部屋から出ない」。1メートル91、70キロ。利き足は右。