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フジ・メディアHD金光社長 日枝氏の強い影響力認め「企業風土の礎をつくっているのは間違いない」

スポニチアネックス 2025年1月27日 18時19分

 元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で記者会見を開いた。会見開始前には港浩一社長(72)、嘉納修治会長(74)の辞任が発表され、新社長にはフジメディアHDの清水賢治専務(64)が就任すると発表された。

 会見には最初、港浩一社長、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長の4人が登壇。謝罪後に清水新社長が登壇し「ゼロからのスタート」とあいさつした。直前には社長と会長の辞任が発表され、会見場も騒然。多くのメディアが詰めかけた会見は混乱の中スタート。開始から2時間を過ぎた今でも質疑応答が続いている。

 その中で、複数のメディアからフジサンケイグループ代表で株式会社フジテレビジョン取締役相談役、株式会社フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役を務める日枝久氏の40年にもわたる強い影響力、役員歴任について疑問視する声が飛んだ。

 会見出席者5人を含む現在の経営者で、日枝氏の一切の退陣を求めたりする考えはないか問われると、代表してフジ・メディア・ホールディングスの金光社長が「現場には直接タッチしていないという立場ではありますが、やはりその影響力は大きいと思います」と前置きした上で「直接的な関与という面においては多分ないんであろうということでありますしたがいまして、ここの直接的関与という意味でここに登壇するという必然性はないと思います」と今回の会見への出席は必要ないという考えを語った。

 だが、現在の中核であるフジテレビを含むグループ全体の「企業風土の礎をつくっているということに関しては間違いないと思います」と私見を述べた。そして日枝氏や自身、そしてフジテレビの遠藤副会長の出処進退については「第三者委員会の中でもそのことに関して調査項目になってると思いますので、あの2カ月待つのかっていう話ありますけども、それがまず一つの目安としてあります。例外なく全役員に対してあるべき姿での体制をつくらなければいけないという思いは共通しています。ですから、その中で判断していくということだと思います」と第三者委員会の結果やさまざまな調査・責任を果たしてからになるという考えを述べた。

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