元タレント中居正広氏（52）の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で記者会見をスタートさせた。港浩一社長は被害女性と最後に昨年の夏に会ったことを明かした。
港氏、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長の4人が出席。会見開始前には港氏、嘉納氏の辞任が発表された。
被害女性に会ったことがあるかを聞かれた港氏は、「数回までいかないですけども、あります」と回答。最後に会ったタイミングについて「去年の夏です」と明かした。
「残念ながら希望していた職場復帰はかないませんでしたが、ご自身の意思で仕事を離れるということであいさつに来てくれました」とし、「私共が彼女の心身のケアを最優先にやってきていましたが、そのやり方の中にも今思えば反省点もあります。あまりにも少人数で対応していこうと思ってやってきましたので、もう少し会社の仕組みを使えるようなタイミングはあったのかな。そうするともう少し女性に対して他のケアもできたのかなと今思います」とトラブルへの対応を反省した。
「ただ彼女のコンディション的に頻繁にコミュニケーションが取れないような時期もありましたので、コミュニケーション不足の要素もあったのかなという風に思います」と続けた。
「ただ夏にお会いした時はあの体調も良さそうだったので、私はうれしかったですし、短い時間でしたけども、楽しい会話ができたのかなという風には思っています」と振り返った上で、「今いろいろ週刊誌報道とかで女性の気持が違う、我々と向き合っていた時とは違っていると我々に伝わってきていますので、そうだったのかという思いと、もう一度お会いしてしっかり足りなかったところを謝罪したいという気持ちです」と語った。