元タレント中居正広氏（52）の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で2度目となる記者会見を行った。質疑応答で、フリーランスの男性記者が声を荒げて「分かってるの！？」「広報は黙ってて！」などと繰り返す場面があり、議論が止まる場面があった。
会見では午後9時頃から男性記者が質問のためのマイクを握ったが、登壇者に対して要領を得ない質問を10分以上繰り返し、これに数人の参加者が同意する声を上げるなど、会場は騒然となった。
質問者が求めたのは「中居氏と被害女性が問題の事案で同意があったかなかったのか」。ここまで何人かの質問者から同様の問いが投げかけられ、遠藤副会長が「踏み込んだ発言」を行った後に訂正する場面もあり、その訂正に対しても抗議の声が上がった。
しかし、上野広報局長は「2人のプライバシーの関係で、我々が話すことができない」と説明。遠藤副会長も「プライバシーに関する発言を我々はできない。この事案に関しては我々も第三者」と理解を求めた。この押し問答は30分以上続いた。