元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で記者会見をスタートさせた。午後11時を超え、会見開始から7時間が経過した。
執行役員広報局長の上野陽一氏が冒頭でこの日の会見までの経緯を説明。中居氏と女性とのトラブルに関与したと報じられた同局編成幹部について言及。
トラブルが発生した日の食事について「当該の食事会が行われたとされる日の前後のやり取りを確認しましたが、中居氏あるいは女性とのやり取りにおいて当該食事会への社員への関与を証明する内容のものは確認できませんでした。一方報道を中居氏に対しても複数回の聞き取り行いましたが、中居氏は社員は当該食事会に関わっていないと話しました」と説明。
中居氏への聞き取りをしたフジテレビ側が誰なのかについて、ここまでの会見で同局は「幹部社員」としていた。トラブルに関与したと報じられた同局編成幹部も幹部社員であるため、“渦中”の幹部社員なのか?の質問に、港社長はこの社員では「ない」と回答した。
「23年7月以降でヒアリングといううきっちりした、誰かが中居氏聞くという形ではその時点ではありませんでした」とし「きちっとした聞き取り調査を始めたのは昨年12月からになります。コンプライアンス担当の幹部社員と他の幹部社員が向き合って、複数回やっています」と述べた。