元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らぐフジテレビは27日、東京・台場の同局で2度目となる記者会見を行った。午後4時に始まった会見は、午後11時近くなっても続いている。
会見前に港浩一社長、嘉納修治会長の辞任を発表した。新社長は清水賢治専務が就任する。
社長と会長の辞任は海外メディアも相次いで報じ、AP通信電子版は「日本のネットワークであるフジテレビとその親会社は月曜日、日本のトップ・タレントの一人に関連した拡大する性暴力スキャンダルの責任を取るため、社長と会長が直ちに辞任すると発表した」と速報した。
また、英BBC電子版も「日本最大のテレビ局のひとつであるフジテレビの会長と社長が、有名司会者の性犯罪疑惑を受けて辞任した。スキャンダルを隠蔽しようとしたことが批判され、数十の企業が同局からの広告を取り下げた」と報じた。