◇WBC&WBA世界フライ級王座統一戦 WBC王者・寺地拳四朗《12回戦》WBA王者・ユーリ阿久井政悟(2025年3月13日 両国国技館)
WBC世界フライ級王者の寺地とWBA同級王者ユーリ阿久井が3月13日に両国国技館で王座統一戦を行うことが27日、発表された。日本人同士の他団体王座統一戦は22年11月以来、2年4カ月ぶり3度目。トリプル世界戦では元世界2階級制覇王者・京口がWBO世界フライ級王者オラスクアガに挑戦し、WBO世界ライトフライ級王者の岩田は初防衛戦に臨む。
自身2度目の統一戦に臨む寺地は“打倒ユーリ”へ「モチベーションも凄く上がる。しっかり勝って4団体(統一)を目指したい」と、井上尚弥(大橋)に続く日本人2人目の2階級複数団体統一に意欲を示した。
両者はスパーリングした過去があり「フィジカルもパンチも強い」と寺地。ユーリは「やられた記憶しかない」と苦笑しながら「我慢比べの試合になる。KOを目指して頑張る」と気を引き締めた。
オラスクアガ―京口戦勝者との統一戦も視野にある寺地だが「2人とは一度戦っている」と、ユーリ戦後は階級を上げ3階級制覇を目指す構え。前WBA世界スーパーフライ級王者の井岡の名前を挙げ「井岡さんとやりたい。昔から好きなスタイル」とビッグマッチを優先する考えを示した。 (伊東 慶久)