阪神のドラフト3位・木下(KMGホールディングス)が沖縄・宜野座のブルペンで目を光らせる。社会人時代から、「人のブルペンを後ろから見るのが好き」と語る最速156キロ右腕。宜野座組スタートが決まった春季キャンプでもそのルーティンを行い、猛虎投手陣の“完コピ”を誓った。
「才木さんの落ちる球とか、どう投げているか聞きたい。見ても良いんですよね?特等席で見たい」。注目は昨季、チーム最多13勝の才木。打者目線で投げ方や球筋を観察し、質問を投げかける。
沖縄での先乗り自主トレに参加するため、新人合同自主トレを打ち上げた。ブルペンで30球を投じ、スライダーなど変化球も試した。「状態も思い通り、完璧です」。27日は24歳の誕生日。最高の1年にするため、まずは先輩を見て学ぶ。 (松本 航亮)