女優・広瀬すず(26)が主演を務めるTBS系金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(午後10・00)第1話が、24日に放送された。初回の平均世帯視聴率は7・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、昨年「2024ユーキャン新語・流行語大賞」にも選ばれ旋風を巻き起こした「不適切にもほどがある!」の初回7・6%を超え好発進。初回から本格ミステリーの要素盛りだくさんで、ネット上では「考察が止まらない」と早くも大きな反響を呼んでいる。
<以下、ネタバレあり>
原作は女性漫画誌「Kiss」(講談社)で連載中の浅見理都氏の同名作品。物語は主人公の女子大学生が、2人で暮らす元警察官の父が殺されることから始まる。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が…現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していく本格サスペンス。この手紙を基に、弁護士と事件の真相を追っていく。脚本は「半沢直樹」などを手掛けた金沢知樹氏が担当。広瀬にとっては、初の本格サスペンスドラマ主演となる。
クリスマスイブの夜、並んで屋台のラーメンを食べる、仲睦まじい心麦(広瀬)と父・春生(リリー・フランキー)親子。だが、その後、父と別れ心麦が友人との約束を終えて帰宅すると、自宅が火事に…。春生は犠牲となり、心麦は唯一の家族をなくしてしまう。
警察官だった父の同僚・赤沢正(藤本隆宏)の必死の捜査の結果、春生殺害の容疑者として、遠藤友哉(成田凌)が逮捕される。遠藤友哉は、過去に父・春生が担当していた22年前の東賀山事件の死刑囚として服役中の遠藤力郎の一人息子だった。
心麦は悲しみに暮れる中、ラーメン屋の店主・染田進(酒井敏也)から、父の遺した手紙と現金を受け取る。するとそこには遠藤友哉を含む数人の名前とともに「私が誰かに殺されたとして、以下に挙げる人物が逮捕・起訴されたとしたら、その人は冤罪です」と記されていた。
そして「下記の弁護士に頼んでその人の弁護を依頼してください」と、弁護士・松風(松山ケンイチ)の名が。心麦は松風の事務所を訪ね、紆余曲折がありながらも一緒に事件の真相を追うことになる。
そんな中、2人の前に週刊誌記者・神井(磯村勇斗)が現れ、“心麦は春生(リリー・フランキー)の娘ではないのでは?”と衝撃の一言を突きつける――という展開。
「誰が、父を殺したのか?」「遠藤友哉は本当に冤罪なのか?」と、初回から謎多き展開に、ネットは騒然。「第1回視聴。きわめて完成度が高い。じっくり練り上げられた印象で、最初から最後まで一気に見せてくれた」「誰が犯人か皆んなで考察する事間違いなし」「これ考察盛り上がるタイプのやつですね」「屋台ラーメンの店主も怪しい気がする」「考察厨にはたまらない」「原作読んでないけど、相関図から考察するのが好きでよく見る 一番怪しく見えるのは叔母と刑事の赤沢だけど、相関図にラーメン屋の染田がいるのが不可解」「考察が止まらない」と、さまざまな声が上がった。
注目の第2話は、31日に放送される。