CBCの石塚元章特別解説委員が28日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、27日に開かれたフジテレビの記者会見を受けて、自身の見解を語った。
元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルに社員が関与したと報じられている問題などについて、同局は17日に続き2度目の会見を開催。10時間を超える長丁場の会見では、同日付で辞任した港浩一前社長らが出席し、経営陣の責任を認め謝罪した。また会見前には港浩一氏が社長を、嘉納修治氏が会長を、それぞれ辞任。清水賢治氏が新社長に就任する人事を発表した。
会見に出席した新旧5人の役員について、石塚氏は「昨日の(会見)を見ていて一番気づいたのは、やっぱりちゃんと調べてないねと。この事案について。何でちゃんと調べていないのに、一切関与していないと、前の時にさっさと言われちゃったのかという、そのあたりの問題」と指摘。報道が明るみに出た後、即座に社員の関与がないと否定の声明を出したことと、会見での説明の整合性のなさに首をかしげた。
当事者間で示談が成立していたが、石塚氏は「ひょっとしたら刑事事件になっていたかもしれない話だと、もし仮にすれば」と前置きし、経営に大きな影響力を持つと言われる日枝久取締役相談役に言及。「それを守ろうとしたというのはとてもよろしくないことだろうし、日枝さんの存在がもしあったとしたら…」とし、「これも、もしですけど、責められていてかわいそうという感想もあったけど、別の意味であの役員の人たちは、あそこでそれ以上のことは答えられないんですよ」と、自身の見解を口にした。
役員たちの立ち位置についても、自身の考えを語った。「日枝さんが後ろにいらっしゃって、日枝さんの確認を取れていないことを勝手には答えられない。取締役だとか、会長だとか、役員だとか、社長だとか言うと、自分で判断できて答えられる人だと思われるかもしれないけど、あそこの形で言うと、たぶんあの場で言いたいなと思っても、日枝さんの確認を取れてないしという方が少なからずいらっしゃった」と指摘。「板挟みだったのかな…というのは僕の感想ですけど」と話していた。