元フジテレビでフリーアナウンサーの長野智子(62)が28日にパーソナリティーを務める文化放送「長野智子アップデート」(月~金曜後3・30)に出演。元タレント中居正広氏(52)の女性トラブル騒動を巡って、フジテレビが2度目の会見を開いたことに言及した。
元タレント中居正広氏の女性トラブルに社員が関与したと報じられている問題などについて、同局は2度目の会見を開催。10時間を超える長丁場の会見を見届けた長野アナは「私はずっと意思決定層に女性をはじめ多様性を入れることが今の日本の経済にとっても企業にとっても絶対必要だということを訴えてきたという視点から、凄く気になったところが何個かありました」と切り出した。
まず1つ目は2023年6月のトラブル把握後、情報共有は上層部のみで「コンプライアンス推進室と共有していないという衝撃…(被害女性の)心身を最優先として少人数でというふうに言ってましたけど、完全に上場企業としてのコンプライアンス対応が欠如している」と率直なコメント。
続けて、同局の元会長で取締役相談役の日枝久氏が会見に出席しなかったことに触れ「長期にわたってずっと君臨してきた日枝さんが、これまでの内部統制のシステム、コンプライアンス、どういう風に作ってきたのか、どういう空気感だったのか、どういう文化だったのか、そして日枝さんの意向で引き上げられてきた、高齢の男性ばかりの経営陣の中で、どういう風土を作ってきて、どういう判断が彼らの中でなされて、どういう忖度が企業経営を歪めてきたのか歪めていないのかこのポイントを1番労組のみなさんは知りたいから日枝さんに出てほしいって言ってた」と前置きした。
その上で会見では「“高齢男性ばかりの経営陣が今回の判断の背景に影響を与えていませんか?”という質問に対して、高齢男性ばかりの経営陣だが、“阻害する要因はない”と遠藤さんと港さんは答えているんです。それははたしてそうなのだろうか、私はこのポイントが凄く気になったし、外資も一番気にしているところの1つだと思います」と語気を強めた。