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新潟・笠井 SB、ボランチ、FWどこでもOK「どのポジションで使われても」

スポニチアネックス 2025年1月29日 4時3分

【新潟・新戦力紹介(7)】 時にはFW、時にはボランチ。どこでも器用にこなせるのが、大卒ルーキーMF笠井佳祐(22)の魅力の一つだ。「どのポジションで使われても高いクオリティーでやれればいい」と前向きに捉え、果敢に挑む。

 中学時代はVIVAIO船橋SCでセンターバック(CB)。関東第一ではCB、ボランチ、FWをこなし、桐蔭横浜大ではサイドハーフも経験。練習生で参加した昨季のキャンプでサイドバック(SB)に挑戦し、今季も24日のJ2いわき戦で右SBで起用された。「クオリティーが凄く高いわけじゃない」と謙遜しながらもGK以外は「どこでもできる」と自負する。

 小さい頃はプロになるより全国高校選手権への憧れが強かった。しかし新型ウイルス禍で部活も学校の授業もなくなった高校3年時の20年。各地に散らばっていたVIVAIO船橋SC時代のチームメートが地元の千葉県船橋市に戻り、一緒に毎日ボールを蹴られる場所を探して練習した。「自分よりうまい選手が努力していて自分はなぜやっていないのかと気付かされた。大変だったけれどあの時間は刺激になった」

 それをきっかけに貪欲になり、同年度の選手権に出場して1回戦でハットトリックを達成。プロへの思いが芽生え、そしてかなえた。「プロになれたのは仲間に負けたくないという気持ちでやってきたから。仲間と出会ったのが財産」。友達や家族に恩返しするためにも一日でも早く試合に出て、さらなる成長につなげる。

 ◇笠井 佳祐(かさい・けいすけ)2002年(平14)8月30日生まれ、千葉県出身の22歳。小学3年からサッカーを始め、VIVAIO船橋SC―関東第一―桐蔭横浜大。関東第一の3年時に全国高校選手権出場。桐蔭横浜大では2年時にインカレ優勝、4年時にインカレ得点王。1メートル80、71キロ。利き足は右。背番号は46。

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