オリオールズのGM付き特別アドバイザー兼コミュニティアンバサダーに就任した球団OBのアダム・ジョーンズ氏(39)が28日(日本時間29日)、就任会見に出席し、今季からオリオールズに所属する菅野智之投手(35)について言及した。
ジョーンズ氏は「菅野は言うまでもなく、すごい競争心を持っている。彼は少し年齢を重ねていて、私が彼と対戦してから何年か経つが、彼は競争心を持っています。どんな球種でも投げられ、幸運にも田中(将大)と近いおかげでアメリカ式の投球をわかっている」と話し、メジャーでの活躍にも太鼓判。
オリックス時代に同僚だった山本由伸に「日本とアメリカの違いは、日本では打線の2、3人が本塁打を打とうとするが、アメリカでは9人全員がそれを狙ってくる」と伝えたことを明かし、「投手が誰であろうと関係ない。先頭打者でも25~30本の本塁打を打つ。だからボールを低く抑え、守備に任せればシーズンで成功を収められる」と投球のコツを口にした。
オリオールズに08年から18年まで在籍したジョーンズ氏は、MLB通算1939安打。12年連続で規定打席に到達し、7年連続で25本塁打以上を放つなど活躍した。また、4度のゴールドグラブ賞に、5度のMLBオールスターゲーム選出の実績を持つなど、球団ではレジェンド選手の1人でもある。
19年にはダイヤモンドバックスに在籍し、20年から2年間は日本のオリックスでプレー。NPBでも114安打を放ち、日米通算2000安打を達成し、20年限りで現役引退している。
また13、17年にはWBC米国代表にも選出され、17年には米国の世界一に貢献している。