中日の本拠地バンテリンドームの外野フェンスの手前に、新たにテラス型の観客席を増設することが28日、分かった。観客増による収益アップを狙う。外野が狭くなることで本塁打の増加が期待できるメリットも見込む。今季終了後に改修工事を進め、26年からの使用を予定する。
内野側のファウルゾーンにもせり出す形で客席を新設。臨場感がある席を設け、集客につなげたい考えだ。バンテリンドームは12球団の本拠地の中でも本塁打が出にくい球場の一つ。フィールドの広さなどが要因とされていた。得点力不足の解消を狙い、立浪和義前監督をはじめ現場からは、かねて外野のテラス席の設置を望む声が出ていた。
他チームの本拠地球場では、15年にソフトバンクのヤフオクドーム(現みずほペイペイドーム)に「ホームランテラス」、19年にロッテのZOZOマリンスタジアムに「ホームランラグーン」と、それぞれ同様のテラス席が改修により設けられている。