◇欧州CL1次リーグ最終戦 マンチェスターCークラブ・ブリュージュ(2025年1月29日 マンチェスター)
マンチェスター・シティー(イングランド)のグアルディオラ監督が28日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ最終戦に向けた前日会見に出席。“優勝候補筆頭”でありながらまさかの敗退危機に追い込まれてしまったが「「これは問題ではなく、チャンスだ」と意気込みを語った。
開幕時の優勝オッズ(ウィリアムヒル社)が1番人気(3・75倍)だった23年王者マンチェスターCだが、スポルティングやユベントスに敗れるなど下位に低迷。前節のパリSG戦でも敗れ、1次リーグ敗退圏内の25位に転落。逆転突破するには最終戦の本拠クラブ・ブリュージュ戦で勝利が絶対条件という“生き残り”を懸けた大一番を迎えることになった。
グアルディオラ監督は会見で「我々は試合に勝たなければならない状況にあり、そうでなければこの大会を続けることはできない。だが、これは問題ではなくチャンスであり、挑戦であり、我々はそれに立ち向かうつもりだ」と意気込み。
対戦相手であるクラブ・ブリュージュについては「非常に手強い相手です。チームが20試合負けなしというのが強い証です。それには秘密はありません。彼らの試合を見て、アストンビラやスポルティングなどにも勝った理由が分かりました」とコメント。昨年10月にACミランに黒星を喫して以降、公式戦15勝5分けと好調をキープしていることを警戒した。
それでも「しかし、我々を含めどのチームにも弱点はあります。それを見つけて攻略しないといけません。試合に勝つためには本当に良いパフォーマンスを出さなければならないが、1次リーグを通過できないことは考えていない」と話した。
なお、既に1次リーグ敗退が決定しているのはボローニャ、スパルタ・プラハ、ライプチヒ、ジローナ、レッドスター、シュトルムグラーツ、ザルツブルク、スロバン・ブラチスラバ、ヤングボーイズの計9チーム。
この最終戦で敗退の可能性があるのはマンチェスターCを含めPSV、クラブ・ブリュージュ、ベンフィカ、パリSG、スポルティング、シュツットガルト、ディナモ・ザグレブ、シャフタール・ドネツクの計9チーム。このうち3チームが1次リーグで姿を消すことになる。
1次リーグ最終戦は全36チームが同時刻キックオフで激突する。昨季プレミアリーグ王者がサバイバルを勝ち抜き、プレーオフラウンドへと駒を進めることが出来るのか注目だ。