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森永卓郎さん長男・康平氏 最後に父とかわした言葉「最後としては、結構いい言葉だったかなと」

スポニチアネックス 2025年1月29日 8時3分

 経済アナリストの森永卓郎(もりなが・たくろう)さんの長男で経済アナリストの森永康平氏(39)が29日、当初の予定通り、文化放送「おはよう寺ちゃん」(月~金曜前5時)に出演した。

 がんで闘病中だった森永卓郎さんは28日、原発不明がんのため午後1時33分に67歳で死去した。番組の水曜日コメンテーター・康平氏は翌日朝にラジオ生出演。「スタッフの方からも事態が事態なので休んでください、という言葉を頂いていたんですが、親父も実は亡くなる数時間前まで、隣の局ですけど電話で出ようとしていたぐらいなので、それを見ている立場からすると“辛いから出ません”というのもないな」と、出演した理由を説明。「冒頭で触れないのはあまりにも不自然なので」と、番組スタッフにお願いして父の逝去を伝えた。悲しみをこらえながらも、努めて明るく振舞い、しっかりとした口調で話した。

 その後、番組内では卓郎さんとも思い出の話になり、「心に響いた父親の言葉」について康平氏は「あまり覚えていないんですが、仕事の姿勢。とりあえず辛くてもやれ、というスタンスは大事だと思った」と語った。

 さらに「直近でかわした言葉」については「日曜日に、虫の知らせといったらあれなんですが、元々は帰る予定はなかったんですが、なんか帰った方がいいかなと思い」帰宅したと回想。闘病が辛そうで、薬を飲んで寝ていたため、あまり会話はしていないというものの、康平氏は「帰るね、と言って、“ありがとうね”と言われたのが、ちゃんとした会話で言うと最後です。最後の言葉としては、結構いい言葉だったかなとは結果的には思います」と振り返っていた。

 康平氏は前日、自身のXで父の死を伝える文書を添え、「まだ気持ちの整理が出来ていませんし、暫くは長男として母を支えつつ、様々な手続きなどの対応もしなくてはいけないのですが、時間が出来た段階で、余命宣告をされてから今日に至るまでの闘病の様子や、父の最期の様子なども、皆様にご報告させていただければと思います。それまでは温かく見守っていただけますと幸いです」と呼びかけていた。

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