テレビ大阪の品田卓社長(63)は29日、大阪市内の同局で新春社長会見に臨み、タレント・中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連のフジテレビの対応などの問題について「企業経営としてコンプライアンスは非常に重要だと痛感してます。フジテレビさんは第三者委員会を設置してしっかり検証するというのを注視していきたい」とした。
同局では昨春、人権に関する方針を策定。「アナウンサーとか性別に限らず、人権侵害がないようにすることが重要」としている。また、今回のフジテレビの問題をキッカケにして「テレビ大阪グループ全社員、全スタッフに向けて内部通報や相談窓口を明記した社内規定や、ハラスメント防止ポリシーの周知徹底を改めておこなった」とし、「ハラスメントを受けたり気づいたりした人は、1人で悩むのでなく安心して相談してほしいと全社員に伝えた」と品田社長は説明した。
今後も、コンプライアンス局と顧問弁護士らで人権侵害防止に関するチェックを進める方針。「テレビ大阪の社内、社外を含めて健全に安心して働ける環境を作るのが一番大事。そういう環境になっているかどうかをちゃんとしっかり検証し続けるという姿勢が重要」と繰り返し語った。