C大阪のMF田中駿汰(27)が新しいサッカーの手応えを語った。29日、キャンプ地の宮崎からリモート取材に参加。アーサー・パパス新監督(44)の攻撃サッカーは「休んでいる暇がない。頭で考えて、すごくスピーディー。乗ったら強いチームになるんじゃないかな」と手応えをつかみつつある様子だ。
パパス監督はデータから明確にC大阪の弱点を指摘したという。「スプリントの回数が少ない。確かにリーグでも下位だった。このスプリント数では上位にいけないと言われました」と田中。走る量は確実に増えている。「(C大阪のサッカーは)去年からはだいぶ変わっていると思います。去年良かったところは継続してやれてますし、やれてなかったことはミーティングで明確に伝えてもらっている。そういうところをこの合宿でしっかりやっていこうと。それが練習試合にもしっかり出てて、いい流れできていると思います」
J2徳島との練習試合ではキャプテンマークを巻いた。パパス監督からは「リーダーシップを取ってくれと言われた」と言うが、田中自身はほとんど経験がないと言う。「(主将は)小学校卒業してからやってないです」と新主将候補は苦笑いした。「いい開幕戦になるように。練習試合でいいところもすごく出たが、課題も出た。今は課題が出た方がいい。全員が底上げできれば」とG大阪との2月14日・開幕ダービーを見据えていた。