フリーアナウンサーの垣花正(53)が29日、MCを務めるTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜後5・00)で、28日に原発不明がんのため死去した経済アナリストの森永卓郎さん(享年67)を追悼した。
この日午前に放送されたニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)で涙ながらに森永さんを悼んだ垣花アナ。20年以上に渡る付き合いで「モリタクさん」「カッキー」と呼び合う間柄。「ラジオをほぼ毎日やって。モリタクさんが凄いなと思うのは、最後の最後まで仕事をやり続けて。仕事が好きだったんですよね。モリタクさんは死ぬことが全然怖くないし、悔いないって言ってましたね。それが凄いなと思った。最後の最後まで」と森永さんの生前の言葉を伝えた。
23年11月に膵臓(すいぞう)がんのステージ4と診断され、その後の検査で原発不明がんとされた。闘病中もメディアに登場し、精力的に執筆を続けたことに「むしろ最後の1年、がん発表してからの方が一番忙しく、一番全盛期だったんじゃないかと。本は出せば売れるし言いたいことは言いまくってた」と話す。
森永さんは2023年9月に「5時に夢中!」に出演。歌手でタレントの松田ゆう姫が「番組終わってから“今日いいキャバクラに来たみたいなだな~”って」と森永さんのジョークを振り返ると、垣花は「空気読まないっていう才能があるんですよね。どんなにみんなが引こうが平気な人というのがある種の凄い才能」と長年の付き合いだからこその素顔を明かす。
そして「“今日も元気だ、たばこがうまい”って言いながら死ぬんだって言ってたけど。最後の前日はきつそうでしたけど…でも、やっぱりそんな感じで生きてましたね。有言実行だった。かっこいいです」と話し、長年のパートナーを努めて明るい表情で悼んでいた。