今季クラブ初のJ1舞台となる岡山は29日、宮崎市内でキャンプを行った。前日28日にJ2熊本と練習試合(45分×3本)を行ったにもかかわらず、この日は入念なセットプレー練習。木山隆之監督は今季を戦う上での重要ポイントに掲げた。
「自分たちがJ1の中でどれだけの力があるかは未知数だけど、良い状態で勝負に持っていけたとして、相手より失点を一つ少なくして、相手より一つ得点を多くすることを考えた時、やはりセットプレーで取られないことや可能な限り取ることが大事。力を入れてやっていきたい」
昨年のJ1リーグは総得点「1013」。そのうちの32・8%がセットプレー関連による得点だった。「昨年は(セットプレーでの)失点を少なくできたけど、より研ぎ澄ましていかないと失点してしまう。いつも言っているけど、簡単に失点してしまうチームは勝てない」。3分の1以上を占めているだけに、指揮官が力を込めるのも無理はない。
ここからはメンバーを固めつつ、リーグ開幕・京都戦(2月15日)へ仕上げていく。「そのベストメンバーが日々更新されていくだろうし、そうならないとチームは強くなっていかない」と選手たちの発奮に期待した。