お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(47)が24日、自身が司会を務める日本テレビ「DayDay.」(月~金曜前9・00)に生出演。芸能界引退を表明した中居正広氏(52)を巡る報道について「週刊文春」が一部訂正したことにコメントした。
「週刊文春」は前日28日、公式サイトで「中居正広・フジテレビ問題について」とし「昨年12月26日発売号では、事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていました。しかし、その後の取材により『X子さんは中居氏に誘われた』『A氏がセッティングしている会の”延長”と認識していた』ということが判明したため、1月8日発売号以降は、その後の取材成果を踏まえた内容を報じています」と文書を発表。「12月26日発売号に掲載された記事は現在でも『週刊文春 電子版』で読むことができますが、お詫びした上で、修正を追記しています」とした。
編集部によると、フジ問題をテーマにした元大阪府知事の橋下徹氏のインタビューを電子版に27日に掲載。同誌の記事について橋下氏が「しれっと誤りを上書きしていた」と批判したことがきっかけで訂正した。同誌の竹田聖編集長は「指摘を真摯(しんし)に受け止めた」と説明した。フジの記者会見のタイミングとは無関係と話している。
この件について、番組で報じる中で、コメントを求められた山里は「いやこれ…なんか結局じゃあ、フジテレビは関与してなかったってことになるわけでしょ。そうなるともう、今回のことの騒動の根本が違うわけで」と困惑の表情を浮かべた。
「まだこれからいろいろ調べていくんだろうけど、でも週刊誌の間違った情報を真実としてそれを武器にいろんなことが起きてたわけじゃないですか。で、“間違ってました”って言ったからって、もう今まで間違ったことから派生したことは取り返しがつかなくて。このことでロケができなくなったり、スポンサーが離れてしまって、辞めざるを得なくなってしまったりとか。そのことの発端が誤報でしたって、物凄い怖いことだなって」と自身の思いを口にした。
さらに「SNSもそうだし、我々テレビだってそうだし、ラジオも、週刊誌も。ちゃんと情報を精査しないと使うとき間違うとこんな怖いことが起こるんだなっていう。だから“間違えました”で終わる事なのかなと。これから情報を受け取る受け取り方も、もっとしっかりしていかないといけないなと考えさせられました」と厳しい表情で語った。