「第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞」の授与式典が29日、都内ホテルで行われ、プロ野球で昨季26年ぶり日本一を達成したDeNAが特別賞を受賞。チームを代表して三浦大輔監督(51)が式典に出席した。
日本プロスポーツ協会・中林理事からトロフィーが贈られた三浦監督は「チームとしてこういう賞をいただき本当にうれしく思います。全員で取れた賞だと思いますし、チームだけでなくファンの方の応援もあって受賞できた賞だと思いますし、皆さんに感謝しております」と感謝を述べた。
チームは昨季、98年以来26年ぶり3度目の日本一を達成し「プロに踏み出して長くいますけど、1番忙しかったオフだった」と思わず笑みをこぼした。続けて「優勝したことでこれだけ多くの方に応援されていた、注目されていたと改めて感じたシーズンでした」と振り返った。
今季はリーグ優勝からの日本シリーズ連覇を目指す。2月1日からは春季キャンプが始まるが「ミーティングも始まって、いい準備はできていると思いますし、また沖縄で場所を変えてしっかり選手たちと向き合いながら、開幕からいいスタートがきれるように準備していきたい」と力強く語った。
大賞にはパリ五輪陸上女子やり投げ金メダルの北口榛花(JAL)が選出された。殊勲賞・NHK賞にはパリ・パラリンピック車いすテニス男子シングルス金メダルの小田凱人(東海理化)が受賞。新人賞には24年2度の大相撲優勝を飾った石川県出身の大関・大の里らが名を連ねた。