脳科学者・茂木健一郎氏(62)が29日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)に出演。芸能界を引退した元タレント・中居正広氏(52)の女性トラブルを巡るフジテレビの対応などについてコメントした。
SMAPと共演経験があり、フジテレビの番組にも出演したことがある茂木氏は「僕が一番感じるのは、芸能界って村なんです。村の中では中居さんのようなスターは絶対権力者」と表現。そして「フジテレビの女子アナ、女子アナって言い方もどうかと思うが、あの方たちも芸能村の一員と思わされていた。それだけじゃなくてフジテレビの場合はプロデューサーやディレクター、本来制作側で客観的にキャスティングの判断をすべき人たちも、自分たちが芸能村の住人だと思っているところがある」とフジテレビの体質を指摘した。
「村の中の掟みたいなものがあって。今回の事象の背景には村の感覚と世間一般のズレが表れているんだろうなと」と分析した茂木氏。
そして元局アナの立場から意見を求められたフリーアナウンサーの豊崎由里絵は「アナウンサーという職業は極めて微妙な立ち位置で、海外にはなく説明しにくい職業だと思っている」と自身の見解を披露。「タレント側かと言われたら意識としては社員。だから会社員として振る舞わなければいけない。唯一テレビに出られる社員なので、会社を背負っているという意識は常にある。だからこそフジテレビのアナウンサーは思っていることがあっても、話してしまうとそれが会社の見解になってしまうのでなかなか言えない」とアナウンサーの立場から話していた。