「第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞」の授与式典が29日、都内ホテルで行われ、パリ・パラリンピック車いすテニス男子シングルス金メダルの小田凱人(18=東海理化)が殊勲賞・NHK賞を受賞した。
報道陣の前で、小田は「去年は意味のある年だった。評価をいただきうれしい」と率直な思いを口にした。
今夏開催されたパリ・パラリンピックでは、男子シングルスで金メダル、ダブルスで銀メダルを獲得。「あの時よりもインパクトある試合がしたい」とし、今後の目標を聞かれると「一番は全米オープン。全部獲ることになる」と“生涯グランドスラム”の野望を語った。
大賞にはパリ五輪陸上女子やり投げ金メダルの北口榛花(JAL)が受賞。特別賞にはプロ野球日本一に輝いたDeNAなどが選ばれ、新人賞には24年に2度の大相撲優勝を飾った石川県出身の大関・大の里らが名を連ねた。