「第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞」の授与式典が29日、都内ホテルで行われ、24年2度の大相撲優勝を飾った石川県出身の大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が新人賞を受賞した。
昨年の秋場所で新入幕から所要5場所で2度目の優勝を果たした大の里。日本プロスポーツ協会・田嶋副会長から盾を受け取り「本当にうれしい」と笑みをこぼした。
ただ初場所は10勝3敗という結果に終わり、賜杯は豊昇龍の手に渡った。29日には豊昇龍の第74代横綱昇進が正式に決まり、大の里は「(豊昇龍の昇進が)やっぱり目に入ってくる。ニュースで見る」と現実を受け止めた。
それでも最後には「焦ることなく自分のペースで稽古を積んで頑張りたい」と気を引き締めた。
大賞にはパリ五輪陸上女子やり投げ金メダルの北口榛花(JAL)が選出された。特別賞にはプロ野球日本一に輝いたDeNAなどが選ばれ、殊勲賞・NHK賞にはパリ・パラリンピック車いすテニス男子シングルス金メダルの小田凱人(東海理化)が輝いた。