女性7人組アイドルグループ「HAPPY CREATORS」(通称ハピクリ)が22日、デビューCD「きみのせいではっぴーです!」(以下きみはぴ)をリリースする。昨年11月のステージデビューから2カ月の新人ながら、「きみはぴ」のミュージックビデオ(MV)はYouTubeで50万回再生に迫る勢い。2025年のアイドル界に新風を運ぶ7人それぞれの個性を伝えるべくソロインタビューを敢行。新たなステージを切り拓くハピクリの魅力に迫る。第6回目は、黄色担当・七瀬こあが登場します。(「推し面」取材班)
――YouTubeに公開されたMVが約46万回再生(1月18日時点)を突破し、大きな反響を集めている「きみはぴ」でCDデビューする心境はいかがですか。
七瀬「はい、『きみはぴ』は私たちハピクリにとって初めてのシングルで、
とても大切な曲です。この曲が今、46万回も再生されているということに本当に感謝していますし、これをきっかけにもっとたくさんの方にハピクリという存在を知ってもらいたいという思いが強くあります」
――再生回数が46万回に達したときの率直な感想を教えてください。
七瀬「最初は、こんなに多くの方に見てもらえるなんて想像もしていませんでした。本当にあっという間にこの数字になって、驚きと嬉しさが入り混じった気持ちです。曲のキャッチーさが、多くの方に広がるきっかけになったのかなと感じています」
――楽曲の推しポイントを詳しく教えてください。
七瀬「『きみはぴ』は、とてもポップでキャッチーな曲です。セリフパートがあったり、繰り返しの歌詞が耳に残りやすかったりします。たとえば、『創造しようそうしよう』というフレーズや、サビに登場する『嬉しい 悲しい 楽しい おこです はっぴーです』という歌詞は、普通の楽曲ではあまり思いつかないようなユニークさがあります。また、曲全体にストーリー性を感じ取れる部分も魅力の一つだと思っています。何より、メロディーが本当に頭に残るので、そこが最大の推しポイントですね」
――歌ってみての感想や難しさはありますか?
七瀬「歌っていて楽しいんですが、1人だと早口な部分が多くて難しいです。息継ぎのタイミングが少ないので、最初は大変でした。でもカラオケ配信も決まっているので、ぜひ皆さんにも挑戦してみてほしいです。最初は滑舌の練習になりましたが、今では歌い慣れて噛むことも少なくなりました」
――振り付けについても教えてください。
七瀬「振り付けは有名なラン先生が手がけてくださったのですが、すごくラブリーで可愛らしい振り付けなんです。曲中にいろんな形のハートを作るダンスがあって、それが『ハッピー』を表現しているのかなと思います。ただのハートではなく、いろんな種類のハートがあるので踊っていても面白くて楽しいです」
――七瀬さんが一番好きなハートの形はどれですか?
七瀬「私はこれですね。親指を下にしてグーを作る、結構シンプルだけどあまり見かけないハートの形が一番好きかもしれません」
――そのハートの形、ぜひ写真で撮って見せてほしいですね。
七瀬「わかりました!見たい方がいらっしゃったらぜひチェックしてみてください」
――振り付けやMVの撮影で苦労した点はありますか?
七瀬「振り付けはかなり細かい動きが多いんです。指先を揃えたり、全員で同じスピード感で動いたりするところが特に大変でした。7人全員が同じタイミングでピタッと揃えるのって、本当に練習が必要なんです。でも、その分練習を重ねたので、今はしっかり揃ってきていると思います」
――ハピクリの、他のアイドルにはない魅力を教えてください。
七瀬「ハピクリの衣装も魅力の一つだと思います。メンバーカラーがしっかり分かれていて、それぞれの個性がはっきり表現されているんです。どのメンバーも個性豊かで、7人が集まるとバラエティーに富んでいます。ハピクリを知らない方でも、7人を見たときに『この子いいかも』と思えるメンバーがきっと見つかる、そんなグループだと思います」
――七瀬さん自身の個性についても教えてください。特にイエローはどんなイメージでしょう?
七瀬「ハピクリのグループ全体のテーマが『ハッピー』で、私はその象徴としてイエローを担当しています。グループ内では誰よりも笑顔で、ポジティブなハッピー人間というポジションを意識しているんです。ニコちゃんマークの擬人化みたいな存在になりたいなって(笑)。私を見たら嫌なことを忘れて、とにかくハッピーな気持ちになれる、そんなパフォーマンスを目指しています」
――常にハッピーを見せ続けるのは大変ではありませんか?
七瀬「確かに落ち込むこともありますが、ファンの皆さんにはそんな姿を見せたくないので、頑張ります!」
――ライブやリリースイベントで、どんな姿を見てもらいたいですか?
七瀬「私は特に表情と歌を褒めていただくことが多いので、そこをしっかり見てほしいです。あと、私はグループの中で一番体が小さいので、大きくポップにぴょんぴょん跳ねるような踊り方が自分の特徴だと思っています。その元気なパフォーマンスをぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです!」
――7人の中で七瀬さんが一番背が小さいとのことですが、それを逆に生かす工夫はありますか?
七瀬「そうですね、一番小さいので、それを逆に生かすようにしています。ダンスは人一倍大きく踊るようにしていますし、小柄だからといって歌もパワー負けしないように、パワフルに歌うことを意識しています。また、ハッピーを届けるために、グループの中で一番笑顔を絶やさないように心がけています!」
――年末年始に限らず、最近笑ったり泣いたりしたエピソードがあれば教えてください。
七瀬「ハピクリが初めて顔を合わせてからデビューするまで、たった2ヶ月しかなかったんです。未経験の子もいれば、経験者もいて、それぞれの背景が違う中で、毎日レッスンに必死でした。その中で、気持ちのすり合わせがうまくできなくて悩んだり焦ったりした時期もありました。歌やダンスに集中するあまり、出会ったばかりのメンバーとのコミュニケーションを取る時間が後回しになってしまっていたことに気付いて。そんな時期は、悩むことも多かったですね」
――そこから立ち直ったきっかけは何だったのでしょうか?
七瀬「デビューライブでファンの方にお会いしたことが大きなきっかけです。ファンの方と直接お話したり、一緒にライブを作り上げる経験を通して、『やっぱりこのメンバー7人で最高だよね』と感じられるようになりました。デビューまではとにかくデビューライブに向けてがむしゃらでしたが、しっかりとメンバーと目を合わせてコミュニケーションを取ることが増えて、それ以来、みんな同じ方向を向いて頑張れていると感じています」
――デビューライブについても少し教えていただけますか?
七瀬「昨年11月16日に渋谷WWW Xでデビューライブを行いました。ファンの方の温かい声援をいただけて、本当に幸せな瞬間でした!」
――デビューライブから年末年始の活動にかけて、どのような思いで過ごしていましたか?
七瀬「デビューライブでCDリリースが発表されてから、毎週末はリリースイベントで遠征に行ったり、都内で回らせていただいたりと活動が続いていました。その中で、楽曲『きみはぴ』に対する思いが日に日に強くなっていったのがこの年末年始だったと思います。リリースが近づくにつれて、『たくさんの方に聴いていただけますように』という気持ちがどんどん膨らんでいます」
――グループ初のシングル『きみはぴ』に対する特別な思いを教えてください。
七瀬「『きみはぴ』は、初めて振り付けを教えていただき、初めて練習した楽曲で、メンバー全員にとって特別な思い入れがあります。この曲は、ハピクリのスタートを象徴する楽曲であり、グループのイメージを体現していると思います。だからこそ、たくさんの方にこの楽曲を聴いて、気になってもらえたら嬉しいです。パフォーマンスするたびに『届け!』という思いで歌っています」
――デビューを果たした今年は特に大事な1年になりますね。意気込みや目標を教えてください。
七瀬「グループとしての目標は、『きみはぴ』でバズることです。今はTikTokやSNSなど、メディアでどれだけ注目していただけるかもとても大切だと思っています。この楽曲が印象に残り、たくさんの方に気に入ってもらえるよう努力していきたいです。個人としては、ハピクリのイメージカラーであるイエローを背負い、『ハピクリ』と聞いたときに自分の顔が浮かぶ存在になりたいです。オールマイティーに活躍できるように頑張ります!」
――「バズる」というのは具体的にどのような状態をイメージしていますか?
七瀬「そうですね、メンバー間でも話しているのですが、TikTokなどで『この曲よく聞くな』と思ってもらえる状態を目指しています。開いたときに、たくさんの人がこの楽曲で踊っていたり、気づいたら口ずさんでいたりするような広がり方が理想です。今は『きみはぴ』の楽曲使用動画が約500件投稿されていますが、それが1万件を超えるような規模になればいいなと思っています」
――TikTokでの反響は確かに目に見える形で分かりやすいですよね。
七瀬「そうなんです!たくさんの方に踊ってもらったり、動画で楽曲を使ってもらえたら嬉しいです。『きみはぴ』をもっと多くの人に届けられるよう、これからも頑張ります!」