お笑いコンビ「ケビンス」がこのほど、都内で31日にスタートする映画・チャンネルNECOの冠番組「ケビンスの取扱説明書」の取材会を行った。
ツッコミの仁木恭平(33)とボケの山口コンボイ(31)によるコンビで、2021年に結成。同年のM―1グランプリでは、コンボイの開脚ジャンプの高さが大きな話題となり、注目を集めるようになった。翌年は初めて準決勝に進むなど、今注目の若手芸人の一組だ。
番組は仁木が主導で山口コンボイをさまざまな企画に挑戦させ、コンボイのスター性やケビンスの魅力を伝えていく内容となっている。
コンボイの魅力は何と言っても抜群の運動能力だ。垂直跳びの高さは79センチ。この数値は成人男性の平均55・2センチを大きく超える数字で、観客を驚かせる原動力となっている。「いつかはアメトーーク!の運動神経いい芸人を作ってもらって、そこに出たい。SASUKEに出たり、ケイン・コスギさんに会いたいです」と壮大な野望を口にした。
今年はコンボイのジャンプ頼みではなくネタの形も変えて、飛躍の一年とする。仁木は「僕も何かしらの形で話に介入していく。動いていけたら。動きは僕の方がうまかったりする」と計画の一端を明かした。コンボイも「ネタ中の動きを最初に伝えるのは仁木君なんです。動きによっては仁木君の方が面白い」と新プランに太鼓判を押した。
昨年は仁木が以前ルームシェアをしていた同期の「ママタルト」檜原洋平(33)がM―1で初の決勝進出を果たした。「仲いい人が全員売れて欲しいという気持ちはある。だけれども、それは自分が売れた時に限るという気持ちもある。自分たちが決勝に行ってないので、おめでとうとは言えていない。これからも言えない」と複雑な心境を吐露。「ネタの面では負けていないと思うので、M―1をうまくなっていきたい」と今後の展望を語った。
その上で「小さい目標がたくさんあるが、それらは大体M―1を通らないとできない。でもそればかりに集中しすぎると疲れるのでM―1を目標にしたくはない」と続けた。