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広島・矢野 “村神様”の金言を胸に遊撃レギュラー争いに打ち勝つ!!

スポニチアネックス 2025年1月30日 5時48分

 広島・矢野雅哉内野手(26)が29日、“村神様”の金言を胸に、遊撃レギュラー争いに打ち勝つ覚悟を示した。静岡市内で7日~28日まで行った同僚・菊池らとの合同自主トレに部分参加したヤクルト・村上宗隆内野手(24)から、スイングのフォロースルーについて助言を受けた。この日はマツダスタジアムでの合同自主トレに合流。球団からは改めて、結婚していたことも発表された。愛妻の内助の功もあり、今オフに体重は最大5キロ増。スケールアップした肉体を駆使し、遊撃レギュラーの座をつかみ取る。

 遊撃レギュラー奪取へ、打ち勝つのみ。矢野は1学年下のヤクルト・村上に、打撃向上へのヒントをもらうべく助言を仰いだ。そして“金言”を受けた。

 「スイング自体は去年より全然いいと言ってもらった。あとはスイングの最後、収めるところ(位置)がバラバラなので一定してやっていったほうがいいと話をしてもらった」

 7日から28日まで、静岡市内で菊池らとの合同自主トレに参加。そこに6日間、部分参加したのが、昨季本塁打、打点のリーグ2冠に輝いた村上だった。年齢など関係ない。年下でも構わず、質問攻めした結果、主にフォロースルーの“悪癖”を指摘され、修正に取り組んだという。

 「他の箇所を意識してしまうと、スイングの最後がバラバラになってしまうので、そこを意識しながら」。振り切った後にフォロースルーの高さが肩よりも上にいかないように練習を重ね、一定の手応えをつかんだ。

 自主トレの時期だからこそ、聞けることもあった。自身の昨季の印象について村上に尋ねると、「シーズン中は全然悪くなかったですよ」と返ってきた。「後半は調子が上がっていったというのもあるので間違っていなかったのかなと思う」と自信も深めた。

 この日、球団からは改めて結婚していたことが発表された。今オフは肉体改造の一環で増量に着手。その際、“内助の功”に支えられたという。「1月はずっと自主トレに行っていましたけど、12月は朝昼晩とずっと作ってもらった。遺伝子検査をして何が太りやすいとかがある中で、自分に合った物を作ってくれたり、あとフルーツを多く食べるようにしていた」

 もともと太りにくかったが、2年前に受けた遺伝子検査で、糖分は吸収しやすい体質であると判明。その傾向を踏まえ、夫人が食事を工夫してくれた。そのかいあって、シーズン終了時の71キロから最大76キロまで増量。そこから「ちょっと重たかった」と現在は74キロ台に絞ったが、夫人のサポートを受けてスケールアップに成功した。

 「遊撃争いに負けないように準備はしてきた。ずっと小園に負けたくないと思ってやってきた中で、そこも変わらず…。2月1日から誰にも届かないぐらいの結果を残したい」

 小園らライバルに打ち勝つ準備は整った。 (長谷川 凡記)

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