「第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞」の授与式典が29日、都内ホテルで行われ、パリ五輪陸上女子やり投げ金メダルの北口榛花(26=JAL)が大賞を受賞した。
1968年の第1回以来、陸上界から初の快挙で、個人の女性アスリートでは87年のプロゴルファー、岡本綾子以来。石破茂首相から内閣総理大臣杯を受け取ると、「まだまだやり投げを続けるつもりですし、次はやり投げを極めていくことをしないといけない立場になった。今まで誰も進んでこなかったような道をさらに切り開いていけるように、これからも頑張りたい」と決意を示した。
毎度の“北口節”もさく裂した。式に参加した自民党の麻生太郎最高顧問から「カステラを食っていたポーズも印象的」と言及され「(五輪優勝後に)鐘を鳴らしているところとカステラを食べているところばかりフィーチャーされてしまって…私がやり投げ選手だと皆さん忘れないでほしい」と豪快に笑った。