バドミントン混合ダブルスで五輪2大会連続銅メダルの渡辺勇大(27=BIPROGY)が29日、自身のSNSを更新し、日本代表の内定を辞退したと明らかにした。
日本協会が国際大会派遣の遠征費などを支払う協会派遣選手ではないため、プロとして活動する渡辺は自費遠征せざるを得ず、「実際にかかる金額を目の当たりにして、活動を続けていくだけでも大変だなと感じています」と吐露した。日本協会は元職員の横領など、不祥事の影響で国から補助金が減額。今年度は強化費を5億円ほど削減している。
渡辺は混合ダブルスで五十嵐(旧姓東野)有紗と組み、東京、パリ五輪で銅メダルを獲得。その後は田口真彩とペアを結成。「自分自身まだまだ成長できると信じていますし、強くなりたいという思いは日々増しています。これからも頑張ります」とつづった。