東宝の松岡宏泰社長が29日、都内で日本映画製作者連盟(映連)の新年記者発表に出席し、フジテレビについて言及した。同社はフジテレビと多くの映画を共同製作、配給しており、今年も「ブラック・ショーマン」などが控える。
松岡氏は「事業者の立場として、今回のことに関しては憂慮している。できる限り早く信頼を回復し、一緒に仕事ができるようにしたい」と話した。
一方で、東宝はフジ・メディア・ホールディングスの株を7・9%保有。「実質的な筆頭株主として、2回目の会見前にきちんとした調査を速やかに行って、できる限り真相を究明してほしいと要望書という形でお届けした」と明かした。
映連は24年の年間興行収入が2069億8300万円、観客動員が1億4444万1000人と発表した。