ドジャースが中継ぎ左腕アレックス・ベシア(28)と合意し、年俸調停を回避したと米移籍サイト「トレード・ルーマーズ」が29日(日本時間30日)、報じた。
2025年の年俸は225万ドル(約3億5000万円)で26年は球団オプションで355万ドル(約5億5000万円)、球団がバイアウトを選んだ場合は5万ドルが支払われる。加えて25年の成績次第で、26年の金額は最大372万5000ドル(約5億8000万円)になる可能性がある。合意前の互いの要求額はベシア側は235万ドル、ドジャース側は205万ドルだった。
「トレード・ルーマーズ」で執筆している調停部門のエキスパート、マット・シュワルツ記者の予想額は190万ドルだった。これにより、ドジャースは今オフシーズンに残っていた唯一の調停案件を解決し、25年の調停公聴会を回避することとなった。
べシアは21年2月のトレードでマーリンズからドジャースへ移籍。ドジャースで通算210回1/3を投げ、防御率2.57、47ホールド、8セーブを記録している。特に24年シーズンは自己最高の成績で、防御率1.76、5セーブ、13ホールドをマークし、奪三振率33.1%という圧倒的な数字だった。このオフは2度目の調停で、昨年の年俸100万ドルから130%増の大幅昇給(バイアウト額を含む)。また、ドジャースが26年シーズンの球団オプションを付けたことで、残る2年の調停期間を事実上買い取る形となった。