テニスの男子国別対抗戦「デビス杯」予選1回戦、日本―英国戦(31日開幕、兵庫・ブルボンビーンズドーム)の組み合わせ抽選会と会見が30日、神戸市内で行われ、元世界ランキング4位で現70位の錦織圭(ユニクロ)はシングルス2番手での出場が決まった。シングルス1番手は同67位の西岡良仁(ミキハウス)が務め、ダブルスには綿貫洋介(SBCメディカルグループ)と柚木武(イカイ)が出場する。
錦織はあす31日の第1日は、第2試合で相手1番手で同77位のジェイコブ・ファーンリーと対戦する。直近の大会となった全豪オープンでは、1回戦ではフルセットの末に6年ぶりの勝利を収めるなど、着々と完全復活に近づいている。会見でも「準備はしっかりできている。今年のプレーもまあまあいいので、自信を持って臨みたい」と意欲を示した。
ファーンリーとは昨年11月にヘルシンキで行われたツアー下部大会の準々決勝で対戦し、6―4、6―3で勝利。その後も勝ち上がって同年最後の公式戦を優勝で締めくくっており、験のいい相手とも言える。それでも全豪オープンでは自身を上回る3回戦に進出するなど好調だけに、「全豪でいい成績を残しているので、ちょっと変わったかも知れない。アグレッシブに来られると危ないので、そこを気をつけたい」と気を引き締めた。
大会は31日、2月1日の2日間にシングルス4試合、ダブルス1試合が予定され、3戦先勝方式で行われる。勝者は9月12~14日に行われる予選2回戦でドイツ―イスラエル戦の勝者と対戦。2回戦の勝者は、11月18~23日にイタリア・ボローニャで開催されるファイナル8に出場する。日本は現行方式となった19年以来、6年ぶりのファイナル8進出を目指す。