東大卒の元ロッテ投手で、ソフトバンクの球団幹部を経て現桜美林大教授の小林至氏(56)が自身のYouTube「小林至のマネーボール」を更新。何故、2月1日に外国人助っ人がキャンプインしないかの理由を解説した。
ソフトバンクでは編成・育成部長も務めた小林氏。かつては見下す選手もいたが、野茂やイチロー、そして大谷などメジャーで活躍する日本人が増えるに従って、日本野球の地位も上がっていったと説明した。
もともと外国人選手に対しては、住居を用意したり、子どもの学校の入学手続きまで球団が代行するなど日本選手とは比べられないくらい手厚い。住環境や家族の待遇、食事面で不平を言う選手はほとんどいない。
ただ、いまだに受け入れられないのが「練習時間の長さ」だという。
とくに「2月1日からのキャンプは意味がない」と主張する外国人選手は多い。
メジャーのキャンプは野手が3日、投手も1週間程度がトレーニング期間。すぐにオープン戦など実戦に入る。
日本はトレーニング期間が2、3週間ある。
外国人選手は「ウエート、ランニングは個人練習だろ」と、何年か経つと2月1日のキャンプに来なくなると説明した。
かつてはチームの規律を優先していたが、最近は日本の球団も融通をきかせるようになった。
今、主力級の外国人で2月1日のキャンプインに間に合うように来日する選手はほとんどいない。「2、3週間遅れてくる」のが普通になった。