昨季で現役を引退した元DeNAの大田泰示氏(34)が、元巨人ヘッドコーチ・岡崎郁氏(63)のYouTube「アスリートアカデミア」に出演。DeNAに再加入するトレバー・バウアー投手(34)について詳しく語った。
2シーズンぶりの日本復帰。19試合に登板し、10勝4敗、防御率2・76をマークした2023年シーズン、大田氏は一緒にプレーした。
「彼はアスリートで哲学者。ルーティンが明確で、登板後のルーティンも確立されている」
投げるための筋肉、投げるための準備、そのすべてを自分で確立したメソッドで行うという。
しかも大田氏らが質問すれば「ちゃんと答えてくる」など人間味がある。
「メディアを通してみるような悪い印象は実際にはない」と明かした。
「ただ、クソ真面目だからこそ許されないマイルールが多くある。そして勝負事には厳しい」
前回DeNA在籍時には味方の守備のミスに怒ってFで始まる“四文字ワード”を連呼したり、切れやすい性格も露呈した。
だが、大田氏は「彼はパフォーマー。そういう(切れた)姿を見せて(チームを)鼓舞し、スタンドのファンも一体にする。本当のプロだと思う」と説明した。
ブルペンでも研究熱心で、ボールの握り方と回転数、回転軸を分析してDeNAの投手にアドバイスしていたという。
「ピッチャーはみんな聞きに行っていた。彼がいることでピッチャーの意識が上がる」と、チームに絶大なバウアー効果を指摘した。