ヤクルトに今季から新加入した前マーリンズのマイク・バウマン投手(29)と前ロッキーズのピーター・ランバート投手(27)の 入団会見が30日、1軍キャンプ地の沖縄で行われた。
バウマンは1メートル93の長身右腕で、最速159キロの速球が最大の魅力。メジャー通算134試合登板と実績も豊富だ。クローザー候補として期待されており「パワーピッチャーで速い直球を投げること。闘争心を持って常に打者に向かって球を投げるところが自分の強み」と自己紹介した。
昨季、ドジャース・大谷翔平に「50―50」を達成する本塁打を浴びたのがバウマンだった。「大谷選手は特別な選手」と敬意を示し、球史に残る被弾を「特別な試合に立ち会えたことはうれしい」と苦笑いを浮かべながら振り返った。
先発候補のランバートは直球の最速156キロを誇り、今季は28試合で2勝5敗、防御率5・72という成績だった。19~22年までヤクルトでプレーしたスコット・マクガフ投手とは友人関係で、事前に日本の野球について情報を収集したそうで「日本の野球は緻密で、ファンが熱狂的だと聞いている。それを体験できることを楽しみにしている」と話した。