第68代横綱・朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏（44）のおい、天狼星（てんろうせい、18＝錣山部屋）が30日、相撲教習所に入所した。
初場所の前相撲では初土俵で武蔵川親方（元横綱・武蔵丸）のおい光武蔵（19＝武蔵川部屋）から白星を挙げるなど奮闘。8日目の新序出世披露では兄弟子の小結・阿炎（30＝錣山部屋）の化粧まわしを着用した。「来場所から序ノ口で教習所が始まるので良かったなと思う」と語った。
第74代横綱に昇進した豊昇龍（25＝立浪部屋）は天狼星のいとこ。初場所で9日目までに平幕3人に敗れたものの、金峰山、王鵬との優勝決定巴戦を制した。23年の名古屋場所以来9場所ぶり、大関昇進後は初の優勝。天狼星も見ており、「最後に支度部屋に行った。打ち上げもやった」と話した。偉大な、いとこから「頑張れよ」と声をかけられたという。
豊昇龍の初土俵から所要42場所での昇進は年6場所制となった1958年以降、初土俵で6番目のスピード昇進。天狼星は「やっぱり凄いなと思う。まだ25歳の若さで横綱に上がった」と感嘆。「自分は自分で頑張っていきます」。いとこの活躍に刺激を受け、自分の道を歩んでいく。